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論文執筆の流れ

論文の書き方として、先ずは「項目立て」による整理があります。

これは、抄録(≒要旨)作成時に立てたものとほぼ同じです。

 

具体的には次の通りとなります。

  1. 序論・緒言:introduction
  2. 材料と方法:Materials and methods
  3. 結果と考察:Results and Discussion
  4. 結論:Conclusion

この記述方式を、各項目の頭文字を取って「IMRAD(イムラッド)形式」と呼ぶそうです。

Conclusionの「C」は入ってませんが、そこは気にするところではないようです。

 

論文の書き方について、インターネットで検索していますと色んなサイトで情報が公開されています。

「良いとこどり」を目指して書いています(もちろんですが引用表記はしっかり行います)が、それぞれの業態・分野で微妙に異なるようですので、拙い経験から「薬剤師の書く論文」として不足がない状態に近いものをお伝えしたいと思っております。

 

さて、当サイトは学会発表(口頭・ポスター)を経て、論文執筆へ移行するプロセスを軸としております。

学会発表までの過程で、プロトコルの作成、抄録(≒要旨)の作成まで終わらせている事が前提です。

そして、この前提を満たしている方に朗報です。

 

論文のアウトラインは既に出来上がっています

 

「方法」の記載で迷う必要もありません。

なぜなら、プロトコルで詳細を明記しているので、それを記載することで済みます(論文用に書き方を変換することもありますが、内容は同じです)。

 

ですので、論文執筆において先ず皆さんが行うべき事は、

  1. 論文執筆用に新しく文書ファイルを開く(Microsoft Wordで新規作成)
  2. 抄録をコピペする

この2つです。

 

これがベースになり、この後必要な図表を加え、プロトコルを参照しながら書き写す作業を経て、内容の取捨選択、濃縮作業ののち、論文投稿となります。

実は、必要な図表も学会発表の際に最も重要な内容を図表に起こしているので、最低限の作業は終わっている事になります。

 

如何でしょう、少し光明が見えてきた感じがしませんか?

 


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