口頭発表は「オーラル」とも呼ばれます。
スライドの作り方は、実はポスター発表のA4紙使用の場合とほぼ同じです。
その中で、一般的(?)に言われる内容を強調すると、
- スライド1枚 ≒ 30秒(1分で2枚)
です。
あくまで目安ですが、発表7分・質疑3分と規定されていれば、スライドは 7分 × 2枚 = 14 枚程度という事になります。
これに、COI(利益相反)についてのスライドが1枚、タイトルで1枚としておおよそ15~16枚が相応しいと考えます。
あまり多くの事を詰め込みすぎて、文字は小さいしスライドが30枚以上ということになると、誰も内容を理解できません。
ご自身が早く話せるかどうかではなく、会場の参加者が理解できる速さかどうかが問題となります。
逆算的に考えてみましょう。
- タイトルで1枚消費
→ 16-1=残り15枚 - COIで1枚消費
→ 15-1=残り14枚 - 背景・目的で1枚消費
→ 14-1=残り13枚 - 方法で1~2枚消費
→ 14-(1~2)=残り12~13枚 - 考察で1~2枚消費
→ (12~13)-(1~2)=残り10~12枚
結果として表示できるスライドは、たったの10枚ちょっとという事になります。
多いように感じますか?
私は10枚程度に抑えるのに、毎回四苦八苦しています。
20枚でも30枚でも作ろうと思えば作れますが、必須の内容だけに絞り、かつ分かりやすさも求められる10枚…大変です。
そこで、必ず使う図表を3つほど決め、それを補助するスライド・他の題材のスライドを加えていく方法が良い気がします。